タッチパネルの技術紹介
Touch Technologies
- 投影型静電容量方式
- 超音波表面弾性波方式
- 5線式抵抗膜方式
- 赤外線走査方式
投影型静電容量方式
軽い操作感で正確な多点タッチが可能な投影型静電容量方式タッチパネル
特長
- 多点ポイントへの同時入力、ジェスチャー操作が可能
- 軽いタッチ操作にも反応
- 高透過性、高忠実性色再現
- 位置ズレ無しの正確入力、キャリブレーション(位置補正)も不要
- 指、導電スタイラスの入力可能
動作原理
透明駆動電極と透明受信電極を組み合わせてセンサーとし、カバーガラス背面に配置します。センサーは電界を生成・受信します。タッチによる電界受信強度の変化をとらえて、タッチを検出します。
超音波表面弾性波方式
美しい画面と優れた耐久性・信頼性を実現した超音波表面弾性波方式タッチパネル
特長
- 高光透過率(~90%)
- タッチ回数制限無しの耐久性
- ドリフト無しの正確入力
- 手袋入力可能
- Z軸入力(押圧検知)可能
- 表面処理:クリア、アンチグレア
動作原理
パネル隅のX/Y発信子から発生した超音波表面弾性波は反射アレイによりパネル上に行き渡り、X/Y受信子に戻ります。タッチするとその部分の超音波表面弾性波が減衰します。コントローラはその位置を検出し、位置データとして出力します。また、減衰量をZ方向データとして認識できます。ガラス表面に傷がついても位置検出に影響はありません。5線式抵抗膜方式
優れた耐久性と豊富な実績を誇る5線式抵抗膜方式タッチパネル
特長
- 3,500万回以上のタッチ耐久性
- スタイラス制限無し
- ドリフト無しの正確入力
- スムーズな手書き性
- 防水シーリング可能
- 表面処理:アンチグレア
動作原理
X0-X1間に電圧をかけます。指やスタイラスのタッチにより、カバーシート上の導電膜が ガラス上の導電膜と接触することで接触点のX座標電圧をSで検知、その後Y0-Y1間に電圧かけ、Y座標をSで検知、タッチ位置を算出します。XY方向の電圧はガラス側で検出するため、カバーシートの傷は位置検出に影響はありません。赤外線走査方式
厳しい環境下でも、安定・正確な操作が可能な赤外線走査方式タッチパネル
特長
- 優れた耐環境性
- 防水シーリング可能
- タッチ回数制限無しの耐久性
- ドリフト無しの安定・正確入力
- 100%の高透過率(フィルター無しの場合)
- フィルター種類:アクリル、ガラス
- 表面処理:クリア、アンチグレア、抗菌加工